【ネタバレ注意】平成中村座 四月大歌舞伎

4月18日に、平成中村座の四月大歌舞伎を実家の両親と一緒に観に行ってきました。
鑑賞した演目は「法界坊」です。
浅草の隅田川沿いの特設会場で開催されています。
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ちなみに、歌舞伎はこれまで全く観に行ったこともTV等でじっくり観たこともなく、知識もロクにない状態です。
なので、せめて話のあらすじだけでも、、、と前日の夜にwikiの「法界坊」のページにさっと目を通しておきました。


いよいよ当日。
会場に到着すると、売店でお弁当を購入している人が沢山いたので、我々も購入。
歌舞伎って、幕間にお弁当を食べられるんですね。劇場内は飲食禁止かと思っていたので驚きました。
さらに驚いたのは、劇場内は土足禁止であること。
出入口で靴を脱いで中に入ります。(靴を入れるビニール袋も配られていました)。
劇場内はこんな感じです。
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天井から、「平成中村座」の大きな提灯が下がっています。
白・柿色・黒の幕の向こう側が舞台です。
なお、幕が開くと、提灯は観劇の邪魔にならないよう上に片付けられます。


さて、ここからは上演内容を少しご紹介。ネタバレがありますので、見に行く予定のある方はご注意を。


まず始めに、「法界坊」の話のさわりについて簡単な説明と、登場人物の紹介があります。
私はこの時点ですでについていけなくなりました。
・・・登場人物を見分けられません。
みんなそれぞれ違う衣装を着ているのに、和服のためか、同じように見えてしまうんですよね(汗)。

セリフは基本的には、現代日本語ではなく歌舞伎の(?)言葉遣いです。
このため、時折何と言っているのかわからず「?」が頭に浮かんだり、周りのお客さんは笑っているのに、どこが面白かったのかわからなかったりすることもありました。
でも、セリフなしで動作だけで表現する場面もあるし、役者さんがあえて面白い動作をしたり、普段話す現代日本語でのアドリブが入ったりして(アドリブは結構多かったように思います)、歌舞伎を知らなくても楽しむことができました。

また、意外とアクロバットな動き(バク転とか)もあったのが驚きでした。

1番感動的だったのは、幕間の後のクライマックス。
桜吹雪が舞い散るシーンがあるのですが、舞台の後ろのカーテンがバッと開いて、窓の向こう側の隅田川の本物の桜も舞台の背景となるのです。
この日は天気も良くて、カーテンが開くとともに明るい光が舞台に差し込み、晴れた空と満開の桜が舞台と一体になって、本当に素敵な演出だったと思います。

ただ・・・幕間前までと幕間後のこのシーンの話のつながりを理解できず仕舞いでした。
これについては後でパンフレットを読むなりして調べておきたいと思います。


せっかく浅草に来たので、歌舞伎の後は、浅草寺にお参りしてきました。
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平成中村座、とても面白かったです。
現代風にアレンジされているので、歌舞伎初心者にもオススメです。


また、今回誘ってくれた母にも感謝です。
誘ってくれたからこそ、こういう公演があることを知り、実際に観に行くこともできましたから。



連続更新は16日で止まってしまいましたが、また気を取り直して更新していきたいと思います。